運送の歴史について
日本で生産地から消費者へというモノの流れが、ある程度確立されたのは江戸時代といわれています。
そこで今回は、江戸時代までさかのぼって日本の運送の起源や移り変わりをご紹介したいと思います。
物流の歴史から高度成長期、時代ごとの役割・課題について見ていきましょう。
▼運送の歴史
■水運が主力だった江戸時代
江戸時代は、利根川などの水運が発達しました。
建築資材や、農産物は川の流れを利用して江戸まで運ばれていました。
川のほとりにいくつもの河岸が設けられていて、そこで荷受けを行うというシステムです。
当時の陸路はというと、舗装もされていないため荷車を引いて短い距離を移動する程度でした。
では、陸路での運送はどのように広まっていったのでしょうか。
■飛脚制度が発達した江戸時代
日本では「飛脚」と呼ばれていた人々が物流の起源とされています。
荷物はリレー式で運ばれ、その方法は自走・馬などを使うということが主流でした。
しだいに陸路運送が水運に並びやがて抜き、陸路運送が主力となっていきました。
明治時代に入り鉄道の開発により、新たな運送方法として鉄道が採用されるようになりました。
ここで初めて、人力や馬力以外の機械力が登場したのです。
■関東大震災(1923年)
機械化された道路輸送の手段として基盤が築かれてきたところで関東大震災が起こってしまいます。
この復興に力を見せたことがトラックが広まったきっかけともいわれています。
■第二次世界大戦(1939年~)
第二次世界大戦終戦後、自動車産業が発展し国は道路整備を急ぎました。
その後陸上貨物輸送は鉄道輸送からトラック輸送へと時代が移り変わっていきました。
▼運送を支えているのはトラック輸送
鉄道メインだった日本の運送は、現在ではトラック運送が中心となっています。
1990年代の規制緩和の流れで参入も容易になったことがその要因でもあるでしょう。
道路があればどこへでも荷物を運送できるトラックは重要な役割を担っています。
▼まとめ
このように、運送業には長い歴史があります。
その時代によってモノを運ぶ手段も色々と変更されてきました。
近年多くの人々が再認識した運送の重要性。
日本経済を支える運送は現在のネットワークを支える必要不可欠な存在といえるでしょう。
「ネモト運送有限会社」は、運送部門・整備部門など幅広く事業を展開しております。
千葉県で車に関するお困りごとをお持ちのお客様は、お気軽にお問い合わせ下さい。
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